openMSX設定ほか
openMSX t90chiでの使用方法・注意すべき点・回避方法
NANOTEでモバイルMSXを夢見て・・・
世間ではドン・キホーテで発売された7インチ激安小型のUMPC「NANOTE」が騒がれていて、、、
小型モバイルガジェット好きな自分としてはもう、ほしくてたまらんのですが、
いろいろな事情もありましていまだ入手できず。
マシン写真を見る限りではWindwosメニューキーが「Fn」併用ではありますが
しっかり独立キーになっているではないですか!
これまでもいろいろなマシンを携帯・モバイルMSX化しようと考え、実行してきましたが、マウス操作はしたくない(ディスクチェンジ等で)というのもあって
blueMSXではなくopenMSXを中心にここ1年ぐらいは考えていたのですが、
openMSX特有のくせもあって、しっかりMSX BASICでプログラムできるようなキーを搭載したマシンは6段キーボードじゃないとだめで、メニューキーが必要って思ってたわけなんですよ。
で、NANOTEも6段キー!ファンクションキーもしっかり、数字キーも分かれてる!
ってことで、サイズもよいしこれだ!って思っているわけなんですけど、、、
先にも書いたように今はまだ入手できてない。
そこで、所有していていまも現役メイン機として毎日使っているASUS t90chiでまじめにもうちょっとopenMSXを!ということでVer0.15.0でいろいろやってみた結果をここにまとめておこうと思ったわけです。
とはいえ、
マシンROMの用意とか、設定とかそのものは記載してません。
少なからずopenMSXがCBIOSではなく、BIOS ROMでエミュレートで来てからの話でopenMSXを実行する前にやっておくべきことや、
実行時の問題の回避方法なんかをメモしてみました。
だれか、、、ためしてみてNANOTEで(汗)
NANOTEでMSX turboR、フルスクリーンでどんな感じなんだろぉ~
MSX BASIC入力は快適かしらん♬~?
っていうのを妄想しっぱなしです(汗)
それと、
そもそもキーバインドしっかり設定できればいろいろな問題、解決できそうな気がするんですけど、0.6.0あたりで稼働させてたNetwalkerではキーバインドを外部xmlファイルで設定できてたんですが、この0.15.0ではうまくいかないように感じます。
bindのしかたわかる方などいればコメントいただけると幸いだったりします。
openMSX実行前にすべきこと
・chipointerの終了
自作のt90chi専用(?!)なソフトウェアマウスソフトchipointer。
作者である私も今でも毎日しっかり利用している便利ツール。
ですが、これが稼働しているとopenMSXでkanaキー含め挙動がおかしくなるので chipointerを終了させるか、無効にします。
終了はタスクバーに表示されているchipointerアイコンを右クリック。
無効化はマウスモード時に「H」と「L」の同時押し。
無効時からの復帰は「H」と「L」を再度同時押し。
・入力言語のショートカットを無効にする
タスクバーに表示されている「【J】」とか 「ENG」とかになっているところを左クリックし 「言語設定」を開く。
「常に規定として使用する入力方式を選択する」をクリック。
「キーボードの詳細設定」画面が表示されるので 「入力言語のホットキー」をクリックする。
表示された「入力言語のホットキー」内「操作」にある 「入力言語を切り替える」で「左Alt+Shift」となっている行を選択し 「キーシージェンスの変更」をクリックする。
・「入力言語の切り替え」
・「キーボードレイアウトの切り替え」
上記いずれも「割り当てなし」にして「OK」を押し設定を行う。
これをすることでkanaキーとしてデフォルトで割り当てられている 右ALTキーを使ってMSX2以降のエミュレーション時に ローマ字かな変換モードをON/OFFしようとしたときに 意図せず言語設定が切り替わってしまう挙動を抑えられる。
追記
右ALTでかな入力となるが、どうも固定されない。
そこでopenMSXを起動した後にF10を押しコンソール画面に入ってから
かなキー用のキーバインドに対し自動トグルをOFFしてあげればよいらしい。
set kbd_auto_toggle_code_kana_lock off
これでかな入力もばっちりだ。
・openMSXkbd_mapping_modeをCHARACTERにする(デフォルト)
基本設定でCHARACTERなので基本設定変更する必要はない。
これを設定しないと、、、「_(アンダースコア)」を入力できなくなる。
ただし、、、 CHARACTERであろうとKEYせっていであろうと、、、
「♦」が入力できない!と思われがちだが・・・
「Shift」+「左ALT(GRAPH)+「_」で入力できる!
openMSX実行時の問題
・「半角/全角」で「[」がキーリピートして終了しなくなる
回避方法はいたって簡単。
「ALT」+「半角/全角」をおすことで終了する。
・「♦」が入力できない
上記「実施前にすべきこと」で書いてしまっているが・・・
「Shift」+「左ALT(GRAPH)+「_」で入力できる!
・KANJIモードでの変換モード切替について
これは単純にMSX上での操作手順でしかないので わかっている人には何ということはないはずだが、備忘録として書いておく。
KANJIモードで連文かな変換モードに入るには 「Ctrl」+「SPACE]で行い、「SPACE」で変換できる。
・FullScreenで右半分が欠ける問題
t90chiではblueMSXはこの問題にあたりましたが、
openMSXでは問題ありませんでした。
ちなみにMSXマガジン3号のMSXplayerでもこの問題にあたり対策することで治ったのですが、blueMSXは画面表示は治ってもキー入力を受け付けなくなって
まったく利用ができませんでした。
NANOTEではどうでしょうね?
とりあえず、問題が発生した場合は・・・
こちらのサイト
「くろねこはうす ~IT情報のことならクロネコにおまかせ!~」さんの
https://kuronekohouse.com/gpd-win-fullscreenfix01
を参考にしていただきdgVoodoo2というファイルから
・dgVoodooCpl.exe
・D3D8.dll
・D3DImm.dll
・DDraw.dll
をopenmsx.exe等、フルスクリーン問題が発生するexeと同じ場所において実行すれば解消されるはずです。
・各特殊キーバインド
MSXキーは下記のようにバインドされている
左Alt:GRAPH
右Alt:kana
F7:SELECCT
F8:STOP
※よってプログラム実行時の停止は「Ctrl」+「F8」となる。
FullScreen ON/OFF:F12
各GRAPHキャラクタ
左Alt+1:日
左Alt+2:月
左Alt+3:火
左Alt+4:水
左Alt+5:木
左Alt+6:金
左Alt+7:土
左Alt+8:百
左Alt+9:千
左Alt+0:万
左Alt+\:円
左Alt+Y:年
左Alt+S:秒
左Alt+H:時
左Alt+L:中
左Alt+M:分
左Alt+,:小
左Alt+.:大
左Alt+;:♧
左Alt+::♡
左Alt+[:〇
左Alt+]:●
左Alt+/:♠
左Alt+_:♦
左Alt+E/R/T:マス作成キャラ#1
左Alt+D/F/G:マス作成キャラ#2
左Alt+C/V/B:マス作成キャラ#3
左Alt+-:ー
左Alt+i:|
・openMSXメニューキー
メニューキー(「目」みたいなキー)を押すと openMSXのメニューがでる。
openMSXの素晴らしきことはここ。
メニューオープンからディスクチェンジなどがキーボードだけでできる。
マウス操作が不要で快適に作業ができるわけだ。
ただあくまでt90chiのようにメニューキーが物理的に存在するマシンでのみ
意味のある機能。
その他
・テープイメージのWAVEファイル作成
openMSXのメニューから「Set Tape」を選択
「--create new and insert--」を選択 その後、csave命令他でテープに保存する行為を行えば WAVEファイルで保存されます。
WAVEファイルは \openMSX\taperecordings に保存されます。
タイムスタンプでファイルを探り、あとでファイル名をわかりやすいものに変えること。
本WAVEファイルをWindwosサウンドツールで再生し、 MSX実機でCMTケーブル経由等でロードすることで MSXでテープイメージをロードできます。