VAIO type Pで新旧OSを休止モードを駆使したデュアルブート環境でフル活用!
※EMGD3228/2442共に暴走する可能性があります。
頻度はそれなりですがEMGD3228/2442を使用する場合はそういうものだ、と割り切って運用が必要です。
まだ2442のほうが安定してそうですのでそちらをお勧めいたします。
VAIO type P + Win8Pro + EMGD2442でも暴走しました。。。( ̄Д ̄; - UMIPIと小さなガジェットたち。。。
こちらをご確認ください。
本当に長文書いてても一切ダウンしないな(汗)
メモ帳とGMA500の相性がわるいってほんとどんな症状だよ。。。。
FEPとの相性とかだったらわかりやすいんだけどねぇ~
と、いうわけでVAIO type PでのWin8ProでのGMA500吟味からXP+EMGD3228でゲームOSを構築するという
新旧交わることのできない記事を書かせてもらいました。
連載最終となる本記事ではこれらをまとめ上げ、さらには使い勝手を良くする手法を取り入れます!
デュアルブート。
かっこいい響きですよね。
マルチブート。
これまたいい響き。
いずれにせよ複数のOSを選択してブートさせることによって
WindowsをつかってみたりLinuxをつかってみたりってことをできるようにする機能なわけで
今回のような新旧をデュアルブートさせる意味はあまりないように感じられるかも知れません。
上記のような最新OSでプログラム書きやインターネットを楽しみ
旧OSでゲームを楽しむってために分けるのもいいでしょうし
古い周辺機器がいまだに家にあって(特にスキャナとか)ドライバがWin8なんかはあたりまえ
7からだめだったよ!なんてものもあったりするわけです。
そんな時にもXPが導入されてたするといざというときに頼りになったりします。
ということでデュアルブートをVAIO type Pで実装しよう!という記事になるわけですが
ただOSを切り替えてブートさせてもよくよく考えたら使い勝手が悪いわけです。
よぉ~く考えてみてください。
たとえば、
Win8ProでExcelで編集中にスキャナで情報をスキャンしたくなりました。
先ほど書いたようにスキャナが古いのでXPでしか取り込み作業ができません。
その場合、
通常のデュアルブートでは
- Win8側でExcel編集を保存する
- OSを終了させる(シャットダウン)
- XPを選択してブートさせる
- 起動したXPからスキャナソフトを起動して取り込み処理を行う
- スキャナソフトを終了する
- XPを終了する
- Win8を選択してブートさせる
- デスクトップアプリを選択する(汗)
- Excelを開き取り込んだデータを活用する
・・・・っとまぁいちいち面倒そうですよね。
そうなんです。
結局たんなるデュアルブートでは毎回OSをシャットダウンと起動を繰り返さねばならず
すべて最初からやり直すイメージなんです。
それでは便利に使えないし、、、OS切り替えて使うのがおっくうになりますね。
そこでどうすれば便利になるか?
と考えたときに両OSとも「休止状態」から互いのOSに行き来できれば便利じゃないか?
と思ったわけです。
上記内容も休止状態を使うと・・・
パット見た目あんまり変わってないように思えるかもしれませんが、、、
要はそれぞれのOSでやってる作業そのままに別OSで作業を再開することが相互に可能になる!ってわけです!
実際使ってみるとそのすごさ、便利さが実感できますよ!
まずは実演動画を見てみてください。
VAIO type P(VGN-P91HS 2.0GHz 64GB SSD)で
Windows8proとWindowsXPのデュアルブート実演動画です。
とはいっても単なるデュアルブートとは異なりMBMを使用して
休止状態から互いのOSを行き来できるように構築してあるのがミソです。
まずはXPでPS1エミュにてグランツーリスモ2が稼働。
稼働中に休止状態に切り替えて休止状態の8proをブートさせています。
休止状態から復帰した8proではHSP3Dish開発画面が。
実際そのまま自作のシューティングゲームを動作させています。
その後8proを休止させXPを休止から復帰します。
すると・・・グランツーリスモは元気に稼働中。
再び8proに切り替えるとそのままHSP3Dish開発画面へ・・・
という便利なOS切り替えができていることを実証しています。
実装にはブートローダの変更が必要になります。
XPやWin8の標準ブートローダーでは実装できません。
自分はMBMを使用しました。
http://elm-chan.org/fsw/mbm/mbm.html:マルチ・ブート・マネージャ MBM
導入方法としてはパーティションを分けるところから始まります。
自分は2パーティションにして1stパーティションがXP、2ndパーティションが8proとしました。
MBMを使用していればOSのパーティション配置やインストール順番は関係ありません。
自分は2つに分けたパーティションの1stにまずXPを普通にインストールしました。
その後MBMを導入します。
この作業が一番てこずりました(汗)
んでもって、、、実際自分が使ったUSBブートローダーがどれだったか忘れてしまった。。。すんまそん。
とりあえず何とかして(汗)MBMをUSBブートさせ、
1stパーティションにインストールする。
その後、「F4」を押して詳細情報を出したうえで、
2つ見えているパーティションの1番目(XP導入したもの)をF7でマスク(「m」が表示される状態にする。
このままUSBのDVDなどを接続しておき8Proを2区画目に導入する。
するとインストール時は2本のディスクの存在が確認できるが
8Proインストール先がc:となってくれてさらにはXPの導入されていたはずのディスクがマスク効果によって
見えなくできている。
お互いのディスクが見えないため下手気にお互いがお互いに手を出して壊されることを防ぐことができる。
MBMのメニューからF8を使用してうまい具合にマスク設定をすると
XPブート、8Poブートをするさいに自動的にお互いのディスクをマスクしてくれる設定にできる。
MBMメニュー表示されているときに「F2」でメニューを任意なものにまず帰る。
とした(3.はデフォルト)
で「F4」を押し、「1.WindowsXP」にカーソルが来ているときに「F8」を数回押して「1」が表示されるようにする。
次に
「2.Windows8」にカーソルが来ているときに「F8」を数回押して「2」が表示されるようにする。
これで設定完了。
たとえば「1.WindowsXP」が選択されたとき「1」の設定がされているディスクだけが利用されるようになり、
それ以外のディスクがマスクされる。
これで実はブートローダーが2段状態にすることができた。
MBMでブートし、選択されたOSのブートローダーが実はブートするようになっている。
これによりそろぞれのOSが休止状態で停止されている状態だとすると
MBMで選択されたOS側のブートローダーが休止モードから復帰させてくれるため
いずれの休止モードも活用できるというわけ。
またMBMを導入していることでそれぞれが干渉していないのでOSの修復、再インストール、別のOSへ変更
などそういったことも互いに影響を受けずに処理できるのでそれだけでも価値がある。
ただ、別のOSを導入した場合MBMを上書きする可能性があるのでその際は
再びMBMを再導入しよう。
ということでお互いのOSを休止状態間で利用できる便利な環境ができました!
最新OSでネットサーフィンやらアプリやらを使いつつ
やってる作業そのままにXPに移動してゲームを楽しんで
飽きたら再び8Proへもどってくる、そんな環境を構築して楽しいVAIO type P生活を送ってみてください!
4日間(内メイン3日間)の短期連載企画として
VAIO type Pをいまさらながらですが再活用しよう!という記事を書くことができました。
今年はIntelの次世代CPUマイクロアーキテクチャ「Haswell(ハズウェル)」搭載機がでるとされる年。
再びいろいろなUMPCがこの世に生まれてくるまで
皆さんが所有しているUMPCを再活用してみてはどうでしょう。
まだまだ利用価値ありますから。
カスタマイズも楽しいですしね。
また何か新しい発見があったら書いてみたいと思いますぅ〜
ご清聴ありがとうございました(なんてね)。